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手もみ茶の製造方法


 現在はほとんど機械でお茶を揉んでいますが、昔はすべて手揉み茶の製造方法で、お茶を作っていました。

 相藤農園2代目、相藤良雄は全国手揉み茶品評会で優勝すること7回、日本でただ一人の永世名人に認定されていた人物でした。
                          

手揉み茶は、作られる量が少ないため相藤農園では残念ながら販売しておりません。



1.お茶を摘みます
手もみ用のお茶の葉は、その技術を活かすために柔らかい芽を摘みます。

2.摘んだ生葉
お茶の葉が新鮮な状態のまま蒸す工程にはいります。

3.お茶を蒸します
 お茶を入れ、ふたを閉め、少しの時間おいてから、ふたを取り長い箸でかきまぜます。それをくり返します。青臭い匂いが消え、良い香りが出始めた所でお茶を出す。

4.風を送りながらお茶を冷やす
 蒸しから出たお茶の葉を素早く、風を送りながら、冷やします。また、蒸して付いた露を取り除きます。

5.葉振い
お茶の葉をもち指先を巧みに動かしながらほいろ全体に振い落とす。これにより、約30%の水分が減ります。
6.回転揉み
お茶の葉を手に握り両腕を伸ばして、左右に転がす。これにより、約50%の水分が減ります。
7.中上げ
一度、ほいろから出します。
(約10分)
その間に、ほいろを清掃する。
8.揉切り
お茶を揃えて拾い上げ、両手でお茶を挟み、前後に手をすり合わせます。形をつけながら少しづつ乾かす。
9.転繰揉み
お茶を両手で抱き合わせて、すり合わせ、おお茶の形状を整え、針のように伸ばします。
10.こくり
葉を揃えて、両手で強く握り締め、左右の手を交互に動かし、お茶の形を整え光沢をださせる。
11.乾燥
ほいろの上に広げ、乾燥させる。
12.できがり
針のような、細い形の手もみ茶ができあがりました。

機械揉みの製造方法


1.お茶の摘採


 摘採 茶の葉は、手摘みか機械摘みされ、収穫された葉は工場へ運ばれる。


2.給葉機


 摘み取ったお茶を給葉機に入れ、お茶の葉を均一に蒸し機に送り込みます。


3.蒸機


 お茶の葉を蒸します。
青臭みを除き緑茶の香りを出す。お茶が蒸し機から出てきた所で、冷却する。


4.粗揉機

 粗揉機に入れ、熱風の中でお茶を揉みながら乾かす。


5.揉捻機


 揉捻機に入れ、お茶の葉に力を加えて、茶葉水分の均一化をはかりながら揉む。上に付いているおもりを段々にかけていく。


6.中揉機


 中揉機に入れ、お茶の葉を再び熱風の中で揉みながら乾かす。


7.精揉機


 精揉機に入れ、お茶に熱と力を加え、形を整えながら揉む。


8.乾燥機


 乾燥機に入れ、お茶をじゅうぶんに乾かす。
荒茶の出来あがり。

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